建築パースの制作において、Adobe Photoshopでの最終的なレタッチ作業は極めて重要です。
3Dソフトで時間をかけて試行錯誤した結果も、レタッチを施せば、同様の効果を手軽に得られてしまいます。アニメーションを行う必要がなく、一定のクオリティが求められる場合は、積極的に2D作業に頼ることがおすすめです。
今回、紹介するテクニックは「カラールックアップ」。
建築パースにおいても、カラールックアップを駆使することで、簡単に素晴らしい効果を得ることができます。
使い方は非常にシンプルで、どなたでも手軽に活用できます。
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①Adobe Photoshopを開く
RGBモードにします。CMYKモードでは使えません。
②「ウィンドウ」から「色調補正」を選択
「ウィンドウ」から「色調補正」を選択すると、「色調補正」パネルが開きます。
2段目「個々の調整」から「カラールックアップ」(グリッド状アイコン)を選択します。
すると、「プロパティ」パネルが開き、レイヤーに「カラールックアップ」が追加されます。
「プロパティ」パネルの「3D LUT ファイル」のドロップダウンリストから、どのような効果が反映されるか確認してみましょう。
③オリジナル画像との比較
シンプルな内観パース画像を用意しました。
左側がオリジナル、右側がそれぞれの効果になります。
2trip look
3trip look
Bleach Bypass look
「カラールックアップ」レイヤーの不透明度で強さを調整すると、ちょうどよい効果が得られます。
Canclelight CUBE
Crisp Warm look
Crisp Winter look
LateSunset 3DL
NightFromDay CUBE
HorrorBlue 3DL
FoggyNight 3DL
DropBlues 3DL
EdgyAmber 3DL
filmstock_50 3dl
Fuji ETERNA 2500 Fuji3510
FuturisticBleak 3DL
FallColors look
マスクを利用して適用したくない場所を設定したり、前述したように不透明度で強さを調整したりして利用します。
Photoshopのカラールックアップは、内観パース作成時に特に良い効果が得られます。
画像に合った効果を選定し、素晴らしい建築パースにしましょう。